前回お話をしたコーティング屋の本音。
今回は本音というよりも、洗車の重要さについてのお話です。
洗車をすれば綺麗になるのはもちろんですが、もうひとつ重要なことがあります。
それは多少なりとも熱からのダメージを防げるということです。
付着した汚れには油分が含まれているので、より熱を吸収しやすくなります。
当然、長期間放置してしまうとボディ色に大きなダメージを与えてしまいます。
クリアーの剥離やボディ色の退色・・・

極端な例ですが、ここまで至ってしまうと磨きでは元に戻すことはできません。
元に戻せる方法はリペイントのみです。
そして、あとは下回りのセンサー類。
なにそれ?と思われる方がほとんどだと思いますが・・・
ちゃんと説明させて頂きます(笑)
最近の車は下回りにもセンサー類が付いていますので、当然汚れが付着します。
そして路面の熱をまともに受けることになります。
汚れと熱のダブル攻撃!
もちろんメーカーはその辺も考慮して部品をつくってはいますが、やはり限度があります。
特に昨今の暑さは尋常ではありません。

とくに2010年あたりからの欧州車はブレーキセンサーが壊れやすいです。
VW、ベンツ、ボルボあたりが出やすい印象です。
これはブレーキの裏側に付いているのですが、壊れる原因はほぼ熱といわれています。
そのせいか、気候が暖かくなってくると故障が増えます(^^;;
そして、元車屋の経験ですが・・・
綺麗な車の方が壊れる確率が低いです。
定期的に洗車をしているから、その時の水分である程度下回りの汚れも洗い落とせているのではないかと思います。
汚れを長期間放置して固まってしまうと、水では落とせなくなってしまいます。
そうならないためにも、下回りも洗ってあげてください。
シャワーノズルでサッと水をかけるだけでも良いです。
アウトドアなどで下回りに泥が付着した状態で水をかければ、泥水が流れ出てくると思います。
それが透明な水になればオッケーです。
それを放置してしまうと、その泥は付着したままということになります・・・
センサーが泥に埋もれたままなんて、想像しただけでも怖くないでしょうか?(^^;;
そんなことで、色々と語ってしまいましたが、とにかく洗車は大切です。
ただ綺麗になるだけではなく、長く乗るという意味でも大切なことだと考えています。
洗車メニューを用意しておきながら、こんなことを書くのもアレですが・・・
水洗いでも良いので、是非とも定期的に『楽』な洗車を行ってあげてください。
そして、もし気になるところが出てきたらご相談ください。
何かお手伝い出来ることがあれば、喜んで承ります!



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